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撤回1秒前

化膿した傷に手をあてがって
無理やり口を開けた
言いたくもないような言葉がそこから溢れて
目はおぞましいものを見たかのように潤む
傷から汚い涙が、目から透明な膿みが
時間を急かした後悔は痕に残って
君は外に出られなくなっていく

本当のことを教えてよ
叫ぶ僕の記憶は曖昧に切り取られて
首もとに押し当てる君がこっちを見ている
----------
撤回したい
したくない
よくある葛藤

明日大掃除でそれから夏休みか
台風も曇りよりは悪くないけど晴れの方が好きだな
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初速度1

坂をのぼって頂上で深呼吸する
自転車に乗って下り坂を一望
漕ぐのは半回転だけで十分
傾き始めたなら止める方が難儀だ

だから君を道連れにこの急斜面を転がってやる
双方痛めつけられながら果てまで
君は途中から笑い出す
そしたら僕の手には君の手
それから勝利と擦り傷
斜面がなだらかになったときには離さずに
影は常に一つがいい
-------------
自分器ちっちゃいなあ
すぐ一杯になってゼロになる
一体全体何杯目だい
数えるのを諦めたら虚無感ばかり目立つんだ
溢れることができないなら底に穴を空けて
八割の量を維持するように流し込み続けていたい

ほとんど無関係で接点もなかったのによくもまあ
うまく行き過ぎて明日にでも事故るんじゃないかと思ってるよ

タイムリミット

時の流れだけがぼくを助けてくれると信じていた
今ではその瞳も濁ってしまったけれどそれは
逃げても逃げても後ろから追い越す時計の針の作用で
その度に自尊心はすり減り、気がつけば刃は自分の身まで達していた

時の流れが全てを習慣に変えてしまうと落胆していた
今はもう間に合わないと諦めてしまったけれどだって
いたくてわるいことは降り積もって払っても拭っても染みになるのに
いいことには新しさを感じなくなり、気がつけば不感症と不干渉が合併症

もどかしくなって焦燥が呼吸困難を流行らせる 可哀想なふり馬鹿馬鹿しい
何でも良いからしあわせになりたくて仕事は選ばなくなるんだ 想定内の堕落で
妥協しながらこれでいいかって思いこんでたら手のひらには何も残らなくて
生きる意味も死ぬ意味も見失った空っぽの器をどうするかなんて知らないから
周りをどうでもいい見栄えのもので飾って虚無感を埋めたつもりになる
でも器の中身は空っぽだから結局時間の無駄なのだ 光陰矢のごとし

そうやって今日の夕方事故で吹っ飛ぶのと
未来ご長寿たたえられながら病院の一室で心電図が鳴り響くのと
その終わり方にどのくらいの差があるかなんてわかりたくもないよ
どうも満たされないことで青いまま渇いていったら
生も死も良いことには思えなくなって そもそも善悪もないけど救われない

いつか時の流れは考えることすら習慣から消し去って
言葉で考えるより先に笑えるようになるかもしれない
それが作り出すのは馬鹿か純粋か それになりたいかはまだ決められないけど
息する理由は尊大でなくていいから離さず繋いでいたいよ
---------
鬱な雰囲気かもしだしてても大体私はしあわせです
おかげさまで

正の走光性

薄暗いとこから曲面通して光を見ると
簡単にセンチメンタルな気分は出来上がる
そんなのデリケート過ぎるから恥ずかしくなってどうでもいいふりをして
こうしてる間に本当に頭の隅っこだけ深い暗がりに染まる
胸の奥のコントラストが高く潰れていく中でただ背中を向けた
今振り返ればそこにいる君には何が映る?
僕は君になる 君の目から見えるはずの世界を覗きたくて
虚像の記憶
逆光が僕の顔を切り取ってしまっていた



マゾヒスティック

彼女がこころない銀食器みたいな言葉を
ヒステリー起こした子供のように突き刺してくるんだ
それを受け入れてしまいそうになる僕は
君を思い出して理性を臨界でとどめることに必死
貫通してもプラナリアみたいに分断されない自分が恨めしい
叫ぶ もっと顔をぐちゃぐちゃにして再起不能にしてくれって
何も考えずに嫌いになりたいよ ねえ

セカイ系

君の名前を呼んでみたら黒い聖なる女神が襲ってきたよ
声を奪いにきたのなら僕のを生け贄に
満足したでしょう納得はせずとも
君の手を繋ごうとしたらこわい聖なる女神が襲ってきたよ
腕を奪いにきたのなら僕のを生け贄に
安心したでしょう混同はせずとも
君と隣で歩こうとしたら狂った聖なる女神が襲ってきたよ
足を奪いにきたのなら僕のを生け贄に
満足できないのでしょういつまで経っても

ない声で笑い、ない腕で指を指し、ない足で女神のすねをけっ飛ばした

喉元の圧迫感

生まれ持った唇で胸の奥にあることを表す あらわすよ
そうして乗せた気持ちは洗浄処分
乗り切らなかったものは次の言葉にも乗れないの
弱虫はおいていかれるんだ、君がいけないんだよ
底は君のせいで淀んでる 汚くて視覚の意味なんてない
上は君の声で叫んでる 汚くて聴覚の意味なんてない
足下から聞こえる 返して 返して
頭上先に見えてる 帰して 帰して
片方しか出来ないと知っていて、いいよと笑った

予習イマジナリ

白紙の多いつたない辞書から、誤差の少ないちいさな言葉を
そっと壊れないようつまみ上げて
机いっぱいに並べるの
とっかえひっかえ とっかかりひっかきまわして
かすかに香りだす"らしさ"
惹かれて辿るのはあたし、それとも君?
出来るなら7:3で、願うならベクトル向かい合って
君より劣等生 あの子より優等生でありたい!
隣に並ぶまで余所見は無用

甘く見てたら追い抜くから
その時はお元気で
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生意気 駆け引き 理系
で書いてみた
理系が無理ぽ

1ヶ月ぶりですね

今年はスケジュール色んな方向で詰め込みたい
たくさん楽しもう 遊びも勉強も

デパート屋上アクチオン

理想と常識と正義を振りかざす僕らのヒーロー
赤子の衝動は彼によって沈黙させられた
深い動機の願望すらもその的

君の無音の言葉を叶えにいこう
僕の名前は悪に滲むけど
君の鋭利な叫びをつれていこう
僕が君を嫌いになっても

僕の傍観する現実は君の鳥瞰するフィクションだ
一ミリたりともその視線を揺らさないで
理想の言葉は正義と叫びが期待を嫌悪で収束させて言え
全てが僕に突き刺さるのを見ててよ
------------
年齢が増えるごとに悪役がかわいそうで見ていられなくなる
いつの間にか感情移入している
私はヒーローに感情移入したことはあったっけ

これも夏中夢

幸せな昼下がりと怠惰な性が深いふかいまどろみを引き連れてくる
少ない年賀はがきからうさぎが飛び出す幻覚症状 気がつけば相当末期だ
考える暇などない 冷えた指先なんて忘れて違う次元へ落ちていく

浮き足立っているのではない そもそも落下しているから立ってられない
そうして、どこかのページの数列みたいに変わらず続くそんな時間が
積もって山って、意味ってあるっけ って
100年くらい計算してたような気のせいを紛れさせて堕ち終わるのを待ってる
このままおばあちゃんになってしまったらどうしようか
なんてそっと恐れながら

堕落した生活に妄想が入り交じってマーブル
花々は大きくてよく喋るご婦人方
皮肉と嘲笑で世間を表すスペシャリスト
耳を塞ぎたくなる言葉をかいくぐった先にきっと面白い世界がある
信じて進めばいい 長い夢を見よう
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序盤は奇妙な希望だけで紅茶三杯はいけるからケーキなんていらない

年賀葉書なときに書いたのを時間差蔵出し
さておそらく何のモチーフかはおわかりでしょう

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HN:
れな
年齢:
30
性別:
女性
誕生日:
1993/07/08
職業:
大学一年
趣味:
らくがき
自己紹介:
まったり厨二な感じでいきてます。
過去の日記を消さない自分ルールでやってますがあまり黒歴史は触れないでやってください(ノД`)

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